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医療と迷信@常夏国

赤道直下の常夏国。

医療水準が先進国比較でかなり高く、医療ツーリズムも盛んな国ですが、
その医療水準が向上した裏の事情って、皆様、何だと思われます???

それは、迷信。。。

この現代に迷信をふかぁ〜く信じ、実行していらっさる人々が、
こちらの国では多数派と呼んでもおかしくないほどいるのです。

例を挙げるとこんな感じ。

まず、妊娠がわかると、出産予定日前後で、
子供を産む日=帝王切開する日を占い師に相談に行きます。

相談された占い師、
「この年で、この月だと、この日がいいよ」
とかいくつか候補を出します。
(※高○暦と風水のミックスみたいなものだと思ってください)
細かい人は時間まで見るんだとか。

それに合わせて、今度はお財布と相談。

日曜日とかだと費用が跳ね上がるので、出来れば平日にしようとか。
いやいや、一生の問題だから、日曜日だけどこの日にしようとか。
可愛い我が子の一生の問題ですから、皆さん本気です。

ぶっちぎりで一番人気は8のつく日です。

何故かというと、"8"の発音が常夏国の公用語の一つにおいて、
"お金持ち"を意味する文字と同じなのです。
かつげる縁起はかつげるだけかつぎたい。(くどい)
そんなわけで8の日はどこの病院も常に大混雑ですが、
皆さんさくっと入院し、帝王切開でさくっと出産なさっていきます。
(そして出産翌日に退院)
通年でこんな感じですから、一人の医者が扱う件数自体が多く、
医療水準が上がらないわけがないという状況なのです。
医療の発達に迷信?!!とお思いの方、本当にこんな国があるのですよ。。。

ちなみに、切りたくない人は、無痛分娩を選択します。
私を担当した麻酔科医は女医さんでしたが、
彼女が現れた瞬間のことは今でも忘れられません。
母国や欧州某国だったら通常白衣を着ているであろうところが。。。

長いロングのソバージュヘア(古い)をなびかせ、
白衣ではなくハイファッションに身を包み、
一目で高級とわかる大きなおステキかばんを脇の机の上に無造作に置いて、
分娩台の上にいる私に微笑んだのです。

(これが少女漫画だったら、間違いなく背景に大輪のバラとか
キラキラのお星様を大量に背負っています)

「ハーイ、気分はどう?今から麻酔を打つわね。でも大丈夫!じゃあ始めるわね!」

一瞬、医者なのか、通りすがりのゴージャスおねえさんなのか迷います。

そうこうしている間にもきびきびと準備がなされ、ぷちっと注射を打たれ、その間、わずか数分。。。

麻酔を打ち終わった彼女、私の手を握り、

「終わったわ!麻酔効いてくるから、ちょっと痺れる感じするけど、どうかしら。
大丈夫そうね。心配しないでね。じゃあ、グッドラック!」

やっぱりにっこりおステキスマイルで、軽やかにハイヒールならして去っていくのでした。

医療従事者のスタンスとして、母国とも欧州某国とも全く違うわけですから、
かなりのカルチャーショックだったのは、言うまでもありません。
麻酔を打ちにきたというより、顔見に寄ったわ〜といった趣き。
一見、真面目というよりラフ。自然体。でも腕はピカイチ。
何をどうしたら、この職種で、こんな働き方ができるんだろう?と、
それは今でもこの国の不思議な部分です。

本題がそれましたが、迷信話@常夏国、ちょっと続きます。



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コメント

ぶははは

麻酔科医の話、お腹がよじれるほど笑いました。
某国の病院じゃありえない・・・。

Re: ぶははは

いやもうほんとうにありえないの一言でした。
身内に医者がいて、某国の病院に慣れているうちの旦那ですら、言葉を失っておりましたので。。。
後日、同じ病院で出産したママ友と子連れで再会したときも、最初の話題は出産よりもその前の、麻酔科医の彼女のことでした(笑)
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